老人福祉施設 ハエ等への対策とは?
2023/08/25
本日は、兵庫県老人福祉施設におけるハエ等飛翔性昆虫対策をご紹介します。
飛翔性昆虫とは、読んで字のごとく「飛ぶ虫」です。
飛翔性昆虫は、ハエ、蚊等のメジャーな昆虫の他数多くの種類が存在します。
老人施設に限らず、飛翔性昆虫が施設内に侵入する要因としては、
①光に誘引される
②臭いに誘引される
③熱源に誘引される
④気流に乗って
等が挙げられます。
(いずれの要因が大きいかは、昆虫の種類によります。)
これらに対する対策としては、
①外周域(施設外)での生息数、発生源を減らす・無くす
②施設に寄ってこないようにする
③施設に入ってきてしまった昆虫を捕獲・殺虫する
等があります。
こちらの老人施設は山間にあるため外周域に昆虫が多く、
施設内に侵入する飛翔性昆虫に悩まれていました。
上記のように、昆虫の誘引要因は様々で、対策も多くありますが、
今回は、「光に誘引される昆虫を施設に寄ってこないようにする」ため、
防虫フィルムを出入口のガラスドアに貼付することになりました。
防虫フィルムは、室内照明の光を外に漏れ出ることを抑制してくれるため、
自ずと光に誘引される昆虫の飛来を抑えることができます。
フィルムの色もいくつかあるのですが、今回は景観を損ねない透明フィルムを
使用しています。(防虫効果は緑色の方が高いです。)
また、防虫フィルムは災害時等にガラスが飛散するのを防いでくれるため、
災害対策も兼ねられます。
今回は防虫フィルムを採用いただきましたが、飛翔性昆虫に対しては、
対策を複合的に組み合わせていただくことをお勧めしています。
こちらの施設様も、今後の経過に注視しながら、
必要に応じて追加の対策を検討していきたいと思います。